10月30日 ( No.40 ) |
- 日時: 2011/10/29 23:35
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
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- いよいよ10月が終わります。
句稿や原稿が早く来て、編集が早く終わって、家事や本棚のさ御意うをする時間が取れればラッキーです。
今日やっと無くなった額のケースができ上がりました。なかなかいい大きさの段ボールがなくて時間がかかってしまいました。なにせ、特注の額だったものですから。 大きな段ボールの箱は一般的に2重構造で、これでは重いし細工はしにくいし、一重で広い段ボールがなくて、近いものを継ぎはぎしましたが、外見にはそうは見えないのが、細工は流々です。
であれば、やっと居間の段ボールを片づけることができます。
であれば、本棚を作る部屋に置いておいた本の段ボールを取りあえずの居間に移すことができます。
そこで、作業スペースを確保できて、本棚制作を再開することができます。
長い道のりでしたが、人生はこんなものです。早くできてしまうと、生甲斐が無くなっちゃいますし。
それと、感動律の本や資料を内田南草師の娘さんが物置を片づけるというので、それをたくさんいただき、手放せないものはお借りして、古書店で探せたものは購入し、なかったものはコピーさせていただきました。再来年くらいには、まとめて原稿化したいです。
今年中に、顕信の原稿が一応終わるので、来年は池畑さんからお貸しいただいた山田句塔の俳句人生を原稿化したいです。
いくらいい作家や作品でも、ネットでデジタル化しておかないと、世間には知られることもなく忘れ去られてしまいます。 私は私にできることをしたいと考えるだけです。 それ以外の野望はありません。
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11月5日 ( No.41 ) |
- 日時: 2011/11/05 21:59
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 今週月曜日に、ホームの母を泌尿器科の専門医のいる病院に行きました。
今年の4月に母が血尿があると言うので、大きな病院に連れて行こうとしたのですが、ホームの受持ち医が自分が検査すると言って、腫瘍マーカーもないので、膀胱炎なので、自分で治療したいと言うので、とりあえず任せるのが、摩擦がないと思ったのが間違いで、6月に熱発で昏睡したので、救急車で長男の大学病院に搬入したところ、救急で、CTとれば、尿路結石が見えると。位置が腎盂の出口なので、炎症が起こっていたら大変と思いました。また受持ち医が抗生剤を使い過ぎて、多剤耐性菌がうようよ。 とりあえずステント入れて、尿管を確保しておいて、超音波破砕か、尿管カテ術か、専門医に行けという経過です。その後8月末に専門医にかかれば、待たされた挙句、再度撮った画像には私が見ても2cmはあるという、結石は見えません。ただステントが入っているばかりです。では結石は溶けてしまったのか??この短時間に??? 大学本院の結石が見えたと言う画像データがないので、次回取り寄せてみるので、再度受診してくださいと。このネットの時代に、データが共有化されないシステム?? やれやれです。
10月3日になって、連れて行って見れば、本院の画像を見ましたが、2cmの石が見ることができません。ガセか?? それもあり得ます。病院も忙しいですから。
でも専門医は、直に尿管の中覗いてみたいと。で、10月最終週にオペ日ということで、術前検査をするというので、耐性菌検査と心電図を取ってみれば、陰性T波が!!!。なんと心筋梗塞?? で、1日火曜日にまず循環器医に心電図を見てもらい手術の適応化を尋ねることに。案の定、1カ月様子を見るべきだとのご託宣。で、尿管検査は1カ月後の循環器の結果次第となりました。 年末はいよいよ多忙です。
本日は桜木町教室。
で明日は、孫の753です。 575ではないので誤解のなきように? なんて、寒い駄洒落でもないですよね。
だもんで、編集は結構きわどいです。 前もって言訳しておきます。W 19日の吟行には間に合いそうもありません。 ごめんなさい。
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11月11日=111111 ( No.42 ) |
- 日時: 2011/11/11 23:18
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
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- 1並びです。奇数月の11日は鬼門です。
白兎さんと古戸暢さんから校正が来たので、校正して版下を完成させました。
昨日表紙はできていたので、明日には印刷屋さんに渡せます。 印刷屋さんの混み具合がどうでしょうか。年末は混む筈ですが、11月前半はどうでしょうか?
編集者も普通の生活者だということで、お詫びするしかないです。 ごめんなさい。
厚めのズボンの裾上げや、ジャケットの内ポケットを作って付けました。男子のジャケットに内ポケットがないのは、デザイナーの認識不足です。 デザインは絵画ではないのですから、機能を考えないデザインはデザインではありません。 よく工芸展で、技だけの日常で使えなさそうな物が賞を取りますが、工芸はデザインではないのでしょうか。用の美は美しい日本の美意識です。
時々、自分がデザイナーなら、もっとシックで、おしゃれなデザインをするのになあと思ったります。 自分用にするには自分で汗するしかないです。
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11月12日 ( No.43 ) |
- 日時: 2011/11/12 19:42
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 先ほど印刷屋さんから連絡があり、明朝に来られるとのことです。
メールと留守電のメッセージから電話が来たのです。
今日は晴れたので洗濯をしました。 最後の夏の手洗い可のジャケットを洗いました。 乾いたらプレスして、しまっておきます。
夏に着る時に、アロハなどを下に着て、汗が衿にしみ込まないようにしているのですが、暑い夏で汗が多いとシャツだけでは防げなくて、衿じみになります。
ベンジンなど有機溶媒で取れるのは臭い成分の脂質だけです。 水溶性の塩分や汗のもう一つの臭い成分であるアミノ酸やアンモニア化合物は、重合して黄色いシミになってしまうので、帰って脱いだ後、衿や袖を堅絞りのタオルで拭っておくと少しは効果があります。 全体をハンガーにかけて風を当てて乾かすことで、重合を防ぐことができます。
アンモニアはアルカリ性で、揮発性もあるので、汚れ落としの溶媒として使われます。 洗濯する時には、オキシフルで脱色することは軽症の場合には有効です。 それらで取れない時には、酸素系の漂白剤で、さらに重曹を加えて、さらに重症ですと薬缶などの蒸気に当てて温度を掛けるとできますが、浅い染めの色物では、色落ちするので、ゆっくりと用心しながら引き時を測ることが肝要です。
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11月13日 ( No.44 ) |
- 日時: 2011/11/13 17:04
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 昼前に印刷屋さんが持っていってくれました。
ななんと水曜日くらいにはできるとのこと。 ありがたいです。 別にウインクをしたわけではないのですが。
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11月18日 ( No.45 ) |
- 日時: 2011/11/18 22:49
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
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- 昨日は知人との約束があったので、帰ってから「草原」12月号を封筒に入れておき、今朝一番でクロネコさんに連絡して持っていってもらいました。
明日は、箱根吟行ですから、来られる方には手渡しする予定です。
ただ明日は、天気が崩れると言います。 山は寒くなるようですから、湯さめしないようにしませんと。
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11月20日 ( No.46 ) |
- 日時: 2011/11/20 22:47
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 今日は箱根吟行から帰りました。
昨日は雨でしたが、今日はよく晴れましたので、早雲寺に寄って、一部は小田原城に行って、だるまやで天丼を食べて帰りました。
帰ってみたら、FAXがあり、昭代さんの娘さんがお亡くなりになったと言います。 親にとって子が自分より先に行くなんて、とても受け入れられない出来事です。今こうして書いていても胸が締め付けられて辛いです。 昭代さんも体調が悪く、どんなに心細いことでしょうか? やるせない今日です。
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11月25日 ( No.47 ) |
- 日時: 2011/11/25 14:38
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 23日は芭蕉庵別館で、第8回東京自由律句会があり参加しました。
今回は、前半で勉強会として、私は、「添削とは」を担当して、「山頭火・放哉 by 井泉水と顕信by層雲」の添削推敲例を資料として作成し、皆さまにコピー資料を配布しました。
要旨は、山頭火や放哉が今日あるのは、優れた目利きの井泉水がいたことが重要というものです。 一方、顕信の層雲掲載句を顕信が『未完成』を編む時にかなりの句を推敲しています。そして、顕信は勝手に編集者が直したことに憤っています。
ここから、顕信の当時の編集者はどなたか知りませんが、他の方の添削には役に立たれたと思うのですが、新しい時代の才能の顕信には向かなかったのではないでしょうか。優れた随句作家の吉多紀彦さんの発言として、「自分は添削はない方が良いと思う。作家が自分で磨くべきだ。だから『ぎんなん』は主宰を置かないのだ」とおっしゃっていましたが、『層雲』のあり方を暗示しています。
さて、海紅では碧梧桐の添削が彼の作風の押しつけが激しすぎて、一碧楼の才能を生かすことができなかったことから、『海紅』では添削はしないという暗黙の決まりがあるようです。徳川幕府の祖法が絶対的だと言うのにも似ていますが。 そこで中塚さんが、放哉への井泉水の添削したものはいい句がなく、いい句は全部添削のなかったものだと言うのです。
ただ、配った資料の下の部分を良く読んでいただければ、井泉水が指導添削したことで、放哉の才能が花開き、晩年の傑作が生まれたのだと見るのが正解です。
放哉の秀句として知られる一つ、 壁の新聞の女はいつも泣いて居る 添削後 放哉の原句では以下の通り、気になるなど主観を入れては随句になりません。 いつも泣いて居る女の絵が気になる壁の新聞 放哉 また、 お粥煮えてくる音の鍋ふた 添削後 一つ二つ蛍見てたづぬる家 添削後 いかにも放哉調の句ですが、いずれも井泉水の朱が入っています。原句は以下の通り。 お粥をすゝる音のふたをする 放哉 一つ二つ蛍見てたずね来りし 放哉 些細なポイントですが、駄句が生き返るのが分かります。
放哉が小豆島の南郷庵に住みついた前後から、『層雲』誌上の掲載のかたちが変化しました。それまでは選者担当の俳句欄でしたが、以後は単独の形で出るようになります。言って見れば俳人放哉が「ひとり立ち」したということでしょう。 句稿の順で三分の二を過ぎた辺りから、さらに「〃印の丸囲いのJ印」、また「〃印」がふえるにつれ、添削が減って行きます。 この中の「咳をしても一人」、「入れものが無い両手で受ける」、「口あけぬ蜆」も同じ句稿にあります。井泉水は当然のように「淋しや」を「死んでゐる」と添削しました。 淋しやは主観に過ぎ、随句ではないです。 口あけぬ蜆淋しや 放哉 口あけぬ蜆死んでゐる 添削後 すべてが末期の眼差し見切った心象風景だったからです。そして放哉が死を生きているのを承知の上で、井師が二人三脚を買って出たと言えます。(池内 紀 編「尾崎放哉句集」解説より)
中塚さん、資料を読む時や人の話を聞く時には先入観をなしで行かないと頭が化石になっちゃわないかと心配です。
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11月26日 ( No.48 ) |
- 日時: 2011/11/26 13:25
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 東京自由律俳句会の勉強会の別のテーマに「字空け=分かち書き、散らし書き」というものです。
例句として、 満月 手をピストルにしてあなたを撃つ 歌也子
現代の女性のロマンスを詠んでこの作家ほどの感性を感じる方を見ません。 最高得点を得るだけの共感性を得た結果と思います。
この満月の後ろの1字空けは、定形俳句の「切れ」になります。芭蕉が言うように「切れ字」を入れても句に切れがあるとは言えない。切れ字がなくともいい句には切れがあると。 「自由律俳句」が「自由詩」と分かれる点として、「主観や主張」を入れる主観的ではない、寄物沈思は最低限守るべきという主張があります。これも最近では無視した句がありますが、さらに「切れ字」などの使用は、形式的になり易いので、一般的には使われることがないのは、定形との分かれる所かもしれません。
井泉水が、「自由律俳句は一息に言いきれる一行の詩」だという定義は、物議をかもしました。特に末期の「詩である」が、井泉水は広義の詩として言っていることは明らかなのですが、作家の中にはこれを「自由詩」と解釈するものがいて混乱を招いて来ました。
「1字空け」や「句点」にすれば、ここで息継ぎが入るわけですから、井泉水の定義に合いません。 言って見れば、2行詩としても成り立つということになるのです。
自分自身はまず、一本にしてすとんと心の底や魂に落ちる随句を目指すべきと考えています。 安易に字空けや句点に走るのではなく、表現を磨いた上で、どうしてもそれしかない表現として、するべきと思います。後世に残った句には、字空けはなく、大抵一本の随句ですから。読み手におもねった句を作るのではなく、自分の魂が納得する作句をまずは目指してほしいです。
満月の手をピストルにしてあなたを撃つ 満月は手がピストルになってあなたを撃つ などなどの後にこれしかないというのかどうかです。
余談ですが、欧米の感覚では、満月は美しさではなく、普通の人が月光を浴びれば狂気を帯びるというセンスがあります。また満月の夜になると狼に変身するリカントロープ伝説があります。
夜の月に邪な気持ちを起こした男の狼の心を女は撃つのです。くれぐれも吸血女にはご用心。
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12月6日 ( No.49 ) |
- 日時: 2011/12/06 22:30
- 名前: ゆ <yusoneda@yahoo.co.jp>
- 参照: http://soneda.or.tv
- 編集が一応終わって、校正をお願いしています。
12月は色々忙しいこと、寒くなると肩や身体が痛くなるので、作業が集中するとしんどいので、早めに山田句塔の原稿を書きはじめておいてよかったです。 通信互選を私が一人分忘れたため、再編集して選句をお願いしたものだから、番号と句が一致しないものがあり、編集時に一度集計したものを再度修正するなど、時間を食ってしまいました。 慌てては事をし損じますね。 白兎さんから大分校正していただいて、助かりました。
表紙はもうできています。 明日には印刷屋さんに出せるかと思っています。
皆さんのご協力がないととても草原は成り立ちません。今年は吟行も楽しくできて、先生も喜ばれました。誠にありがとうございます。
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